工業経営研究学会北海道大会へのおさそい(第35回全国大会のお知らせ)

 北海学園では9月7日月曜日から9日水曜日までの三日間、全国大会をお引き受けします。初日は工場見学、2日目と3日目で自由論題、統一論題の報告を予定しています。北海道で開催されたのはこれまで3回、うち2回、2004年、2014年に北海学園で開催させていただいています。また本年、皆様をお招きする機会をいただき感謝いたします。

 工場見学は今回も前回同様に「北海道らしいもの」づくりです。前回は、搾りたての牛乳を冷却する「バルククーラー」を製造販売をする札幌の土屋製作所を訪れました。今回は、同じく札幌の協和機械製作所です。この会社は、空港の除雪機械の製造販売会社です。羽田、成田、関西、福岡に次いで利用者の多い空港は極めて積雪の多い場所に設置されています。そこで、働くのが、除雪機です。迅速に一気に滑走路の雪を除雪する必要が出てきます。こうした北海道のものづくりを見学してもらいます。

 北海道は、一次産品の宝庫であり原料基地の役割を果たしてきました。皆様がお越しになる時は、秋の初めに美味しい野菜が出始めています。物づくりで言えば、付随したものづくりが各地にあります。先に挙げた土屋製作所、協和機械製作所以外にも、函館のイカ釣り機械で世界一の東和電機製作所、砂川の馬具・革製品のソメスサドルなど、お仕事を楽しむ経営者のもとで素晴らしい経営が行われています。とは言うものの、全国的な少子化と、地域の抱えた人口の流出から、地域は疲弊しており、具体的な何かが求められています。

 そこで、「工業経営研究の面白さ、研究されるべきこと」、といったいわば変化球をテーマにできないかと考えています。

 多くの方の来道と、特に変化球に興味のある方々との熱い議論をやってみたいと思っています。ぜひぜひ、お越しください。

実行委員長 天笠 道裕(学会理事)
実行委員 大平 義隆(学会監事)

大会日程 2020年9月7日(月)から9日(水)

  • 9月7日(月)見学会、理事会
  • 9月8日(火)自由論題、特別講演、会員総会、懇親会(全日空ホテル)、理事会
  • 9月9日(水)統一論題、シンポジウム、研究分科会、理事会

大会会場 北海学園大学豊平キャンパス7号館
(札幌市豊平区旭町4-1-40札幌駅より地下鉄東豊線学園前駅下車徒歩0分)

統一論題 「『工業経営研究の面白さ』、『研究されるべきこと』」

工場見学 株式会社協和機械製作所
〒063-0835北海道札幌市西区発寒15条12丁目3-25 TEL.011-661-2216
見学予定9月7日14時現地集合定員20 名(大会申込みハガキにて受付、先着順)