第30回全国大会(明治大学)会員総会 議事録

開催日時:2015年8月28日(金)16:40~
工業経営研究学会 第30回全国大会(明治大学)会員総会 議事録

日時:2015年8月28日(金)16:00(当初の開始時間16:40から変更)
会場:明治大学駿河台キャンパスリバティタワー14階 1143教室

【報告事項】
1.会員異動
藤原事務局長より、会員異動について報告がなされた。

2.生産経営賞の受賞について
藤原事務局長より、川合染工場の川合代表取締役社長に「生産経営賞」を授与したことの事後報告が行われた。

3.その他
風間会長より、学会誌『工業経営研究』29巻に2カ所ミスがあることが、報告された。
1つ目は、出版社のミスにより乱丁があったこと、正しく訂正された学会誌を改めて発送することが報告された。2つ目は、学会表彰の欄に「学会賞」についての記載漏れがあったことが確認され、その対応として次年度の学会誌(第30巻第1号)に掲載するとの報告がなされた。
また、風間会長より、人間・技術・情報研究分科会の主査である森健一主査のご逝去のため、地代憲弘監事が主査として就任したことが報告された。
藤原事務局長より、「経営関連学会協議会」に関連する報告がなされた。第1に、3月の評議員会で理事の改選が行われ、本学会の風間会長と百田理事が、同協議会の理事へ選出され、風間会長が理事長、百田理事が副理事長に選出されたことが報告された。第2に、2015年の活動計画に関して、11月22日にシンポジウムが開催されること。第3に、経営関連学会協議会の英文オンライン・ジャーナル発行に向けて、査読者に関して各学会から2名を推薦することの要請があること、査読者のメンバーは、編集委員会の編集委員に選出される可能性があることが報告された。
また、風間会長から英文オンライン・ジャーナル発行体制に関する現在の進捗状況と今後の具体化に向けたスケジュールが報告された。
藤原事務局長から、事務局からの要請として、工業経営研究2号から6号の寄贈の要請がなされた。
【審議事項】
1.第10期の学会監事・会計監事の選出について
学会監事 地代 憲弘
会計監事 野村重信
風間会長より、以上の監事の就任に関して報告がなされ、会員の間で承認がなされた。

2.学会誌刊行体制の変更と学会誌関連諸規定等の制定について
学会誌年2回発行体制に伴う変更点、具体的な学会誌の編集・発行のあり方に関して、報告がなされた。そして、こうした年2回発行体制に関して、学会誌関連諸規定など(『工業経営研究』投稿規定、学会誌編集委員会規定、論文審査運営委員会規定、『工業経営研究』執筆細則)の制定・改訂について、承認がなされた。
なお、平松会員、鈴木会員から、次号以降の学会誌の記事欄から「各種規定」、「役員・委員会・部会等」の欄の掲載を取りやめる点に関して、引き続きこれらを掲載する必要性があるのではないかとの意見が出された。こうした意見に対して、現時点では今年度の総会において提示している案で、学会誌発行を進めていくが、今後各会員からの前述該当欄の掲載要望・意見があれば、審議・改善を検討する方向性が、風間会長から提示された。また、年2回発行体制に伴う、最小・最大論文発行数や発行体制変更に伴い生じうるその他事項は、学会誌編集委員会・論文審査運営委員会の委員長と会長の3者が判断し、改善を加えていくことが、風間会長より述べられた。

3.シニア会員制度の導入と会則・内規の改訂について
シニア会員制度に関して、風間会長よりその制度の概要や同制度導入により予測される今後の学会収入の見込み案などが報告され、同制度の導入と、それに伴う会則・内規の改訂に関して会員の間で承認がなされた。

4.2013年度会計貸借対照表と2014年度会計予算書の修正について
藤原事務局長より、「2013年度 工業経営研究学会決算 貸借対照表」と「特別事業積立金会計」の修正点、またこれに伴う「2014年度 工業経営研究学会予算書」の修正について、報告がなされた。こうした修正点に関して、承認がなされた。

5.2014年度(2014年7月~2015年6月)会計決算報告・監査報告
引き続き、藤原事務局長より、「2014年度工業経営研究学会 決算書」に関して、収入の部で例年より会費収入が減っていること、支出の部で各種委員会業務費が学会誌発行体制の変更に伴う各種委員会の開催に伴う交通費の増加により増したこと、事務局費の決算額が予算額を上回っていること(東西での事務局引き継ぎ、会計口座の統一、弔電・ご供花代の支出に伴って)、未収金と未払金があるため決算書の次期繰越金と通帳記載額に相違があることが報告された。続いて、「2014年度工業経営研究学会決算 賃借対照表」について、貸方・借方の各種金額が報告され、従来は個別口座で会長の下で管理されていた田杉基金を積立金口座で今後管理することが報告された。
野村会計監事の欠席のため、地代監事が監査報告書の代読を行い、野村会計監事により収支状況の適性が認められていることが報告された。
以上の点に関して、会員の承認が行われた。

6.2015年度(2015年7月~2016年6月)会計予算案
2015年度会計予算案に関して、藤原事務局長より、報告がなされた。今年度は、会費納付率の減少とシニア会員制度の導入に伴い、収入の部の会費収入が低く見積もられていること、支出の部に関しては、学会誌発行体制の変更に伴い「学会誌発行費」の予算を例年よりも大きく見積もっていること、郵便通信費も例年より高く見積もっていること、したがって学会誌発行体制の移行期にあるという特殊事情により、予算が増えていることが報告された。以上の点について、会員の承認がなされた。

7.学会監事・会計監事の選出に関する内規の改訂について
風間会長より、学会監事・会計監事の選出に関する会則と内規の齟齬があること、内規を会則に合わせるという提案がなされた。学会監事と会計監事を選挙で選出するという会則規定に合わせることで承認が得られた。
ただ、平松会員が、理事と学会監事や会計監事を同時に選挙で選ぶ際に、一人の該当者が2つの役割へ選出された場合には、どのように対応するのかという意見が出された。こうした2つの役割への選出という想定されるケースについては、内規の再改訂などの方向で3月の理事会で検討し、来年の全国大会の会員総会までに明確化し、総会で再度審議を行うという方向性が、風間会長より示された。

8.環境経営学研究分科会の設立と内規の改訂について
風間会長より、環境研究分科会と循環型社会研究分科会の統合による環境経営学研究分科会の設立に関して提案がなされ、了承された。
さらに、研究分科会をよりフレキシブルに組織化・統廃合を出来うるように、研究分科会の設置を従来の理事会並びに総会の承認事項であったものを、理事会承認・総会報告事項へ変更することが提案され、審議が行われた。これに伴い、研究分科会の設置に関する内規第9条を「理事会並びに総会で承認する」との従来の文言を「理事会で承認し、報告する」へと改定すること、これが総会で審議され、承認がなされた。

9.Working Paper発行規定と内規の改訂について。
那須野副会長より、WP(Working Paper)発行規定と内規の改訂に関して、報告がなされた。同改訂は、各部会だけでなく、各研究分科会でも正式にWPを発行できるようにするための改訂のためのものである。これに伴い、WP発行規定の改訂案と、工業経営研究学会内規の改訂案が、那須野副会長より提示された。
宗像会員より、WP発行責任母体を示す各研究分科会のシリアルナンバーの略語の見直しに関して提案がなされた。また、鈴木会員よりも、略語に関して同様の見直しの提案がなされ、WP発行規定の施行日を大会開催日に、合わせるようにとの提案があった
上記の意見を受けての修正については、理事会一任とし、WP発行規定と内規の改訂について承認されたこととみなすことになった。

10.30周年記念出版事業について
風間会長より、30周年記念出版事業に関して報告がなされた。2017年度の全国大会時までに30周年記念出版を行うこと。10周年・20周年時には3冊の記念出版物の刊行が行われたが、現在の出版事情を踏まえ30周年出版事業は1冊の刊行に留めること。廣瀬委員長の下で、出版の具体化を図っており、来年3月の理事会までには具体化し、来年の会員総会には章別構成まで含めて提案を行い、その後一年をかけて出版を行うスケジュールを想定していることが報告された。以上の点に関して、承認がなされた。

11.工業経営賞の表彰について
河合工場に生産経営賞を授与したことが報告された。ホリゾン株式会社 東京ニット工場の中村明義工場長へ工業経営賞を授与することに関して、承認がなされた。

12.次年度全国大会について
風間会長より、次年度の全国大会は、9月の8、9、10日に、福岡大学で開催すること、8日に工場見学と理事会を予定していることが報告され、承認がなされた。続いて、来年度開催校の中川理事から、次回の大会にむけての挨拶が行われた。

13.会員表彰について
中瀬会員表彰選考審査委員会委員長から、今年度は会員表彰者がいないことが報告された。来年に向けて、表彰候補者の増加に努めること、各会員から候補者を自薦・他薦問わず選出するように要請がなされた。

14.その他
貫会員より、研究分科会の主査、工業経営研究学会内規の第6条に規定されている地方部会長の任期6年などの確認の必要性が提起された。
こうした意見を受け、ホームページと学会誌掲載の「役員・委員会・部会等」の記載との間に相違があること、ホームページでは最新の情報になっていることが那須野副会長より報告された。また、風間会長から、学会ホームページ委員会や学会誌編集委員会などの横の体制を構築し、今後改善を行う必要性が提起された。内規6年の規定についても、今後理事会で検討を加えていくという方向性が風間会長より示された。

 

資料

2014年度会計報告(Excel版)
2014年度会計報告(PDF版)
2015年度会計予算書(Excel版)
2015年度会計予算書(PDF版)